(このエントリは「Mio&Rumy ~リスペクト紀行~」の「パラレル」に触発を受けて書かれた)
欲しいものを手に入れたことがない、記録更新中
沈黙できないことが見事に証明してるだろ、最長不倒
いつだって巻き込まれないようにしてきたが
本当は、世界の方がそう思っているに違いない
否定形を飲み込めばとりあえず整理できる
調合してるからプラシーボだとわかりきっているが
美しいものは遠くから眺めるから美しいと
言い聞かせて傷つかないようにしている、誰だって
きょうはとてもはっぴーだったんだ
ともだちをみつけたからさ、あたまのなかに
きみもみにくいからへいきなんだ
かがみをわってまわろうぜ
イヤホンをつけて周囲には目を向けず
誰かを見かけても気づかぬフリをし
他人の善意をはねつけて黙ってれば
そりゃ孤独も感じるってものなのに
他人の幸せを見ては妬んで他人の不幸を見ては
自分の方がまだ不幸だって奈落に落ちて行く
なんだっていうんだ、何だって言うんだ
あなたがそこを隣と言ってくれる限りは
せめをうけるべきなのはじぶんなのかもしれない
きいてきたかぎりでは、わかんないけど
きみとあうのをまちきれないよ
かみさまをみつけたんだ
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(このエントリは「Mio&Rumy ~リスペクト紀行~」の「詞の隙間」に触発を受けて書かれた)
上手く夜をもてなせた試しがない
気の利かない男だということはわかってる
駆け引きなんてしたことがないから
手数が増えていることにすら気づかない
君が気にいるような一日を送れるような男ではない
残念に思いながら、セーターを脱ぐ
理想に近い人だっていうのに
それに値しない人間だっていうことにようやく気づいた
鳥のような飛翔を眺めてる
それに必要な空気にでもなりたいな
沈黙のようなため息で深読み
わかってても手放したくはないんだよ
そのインプロヴィゼーションに酔いしれる
せめてそれが自分だけのものだったなら
たしなめるような携帯電話の開閉の音
メールなんか送ってきやしない人だってわかっているのに
からかうようにディランを歌うその横顔だって
見とれてしまっていることに気づかれていることは知ってても
目尻の皺もバレるようにつく嘘もわかって着てるほつれた服も
話を聞いてくれるところも全部全部好きなのに
喜ばせたり悲しませたりしてくれる
そのこぼれるような輝く瞳でさ
自由な、ありあまる自由な翼でさ
一緒に連れてってくれないか
Rev-Ola (2008-07-15)
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(このエントリは「Mio&Rumy ~リスペクト紀行~」の「願い」に触発を受けて書かれた)
世界でこの瞬間自分しか聞いていないような曲を聞いて
誰も理解しないような小説の一節にほくそ笑む
こちらが関わらない代わりにあちらも危害を加えないという
契約の中で背中を丸めて過ごしているが
手に入らないものはカウントしないようにしてるよ
無数の現れては消えていくだけの野鳥を俎上にはのせない
誰だって他人の幸せは羨ましいに決まってる
それに思い煩う時間なんて持ち合わせちゃいない
みんなオレの噂をしている
何を言ってるのかは聞こえないが
みんなオレのことを見つめてくる
顔はしっかりと見えないが
太陽がこんなに美しかったことはない
独りでいる代わりにしてはかなりの特典だ
だいじょうぶだよ、キミを独占できると思ったわけじゃない
ただ、他人の幸せを視界に入れたくないだけなんだ
春を迎えんがために冬をなかったことにした
凍えたのは単純な理由でもなかったのかもしれない
思いつきで生きているくせに後悔だらけ
一般化するのをよして血反吐を吐く
精神の中でこだまするもの
目の下に生まれる影
輝き続けるものを目指そうか
慈悲を見せない雨の中に立つ
Capitol (1993-04-23)
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(このエントリは「Mio&Rumy ~リスペクト紀行~」の「皆様☆」に触発を受けて書かれた)
雨に降られても平気で、天気予報なんかも気にしない
そんなボクでも、キミが入れたと思しき折りたたみ傘を見つけた日は嬉しかったよ
善意を騒ぎ立てられるのが好きじゃないキミに敬意を払って
あえて気づいたことを口にはしなかったけど、あの日饒舌だったのはバレてただろ
キミの手のひらが舞台のダンサー、キミの手のひらで上手く踊らされている
大事なことなので二回言いました、大事なことなので二回言わなきゃいけないだろう
諦めがちなこの人生に少しはチャンスを与えようと思う
惜しげもなく振りまいてくれるその笑顔にはそのぐらいの価値はあるんだぜ
下界の諸々なんて気にしない
明日の今頃にはどうなってることやら
羨望の的になっていることは間違いないが
未来なんか見たくないよ
今日も呪詛を聞いてくれるのかい、いつものやつを
よく混ざったミルクティーにさらにスプーンを突っ込んでみせてもいいから
もっと早く出会えていればその話をもっと聞けていたのにと思うけど
もっと早く出会っていたならばキミのような人の話は聞かなかったかもしれない
上手いことをいってみせる競争が今日も始まって
決まってボクは負けてあげるようにはしてるけど
それは決して敗北とは呼べない
少なくとも、惨めな敗北ではない
地に足のつかない映画を眺めてた
太陽も雲も後方に追いやった
世界はもうそんなに広大なものとは思えない
空っぽな海をただ後悔していた
Reprise / Wea (1990-10-25)
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(このエントリは「Mio&Rumy ~リスペクト紀行~」の「右手」に触発を受けて書かれた)
いつも孤独を独り占めしたがる
やたらと逃げ足の早いアナタには悪いけど
少し手を加えれば名前が変わってしまうそいつに
首を突っ込みたくてうずうずしているんだ
アナタが存在理由だって言い出さないぐらいには
まだ正気を保てているっていう自負はあるが
夢のなかで会えたりしないかと
自嘲しながらも思い出しながら眠りについてる
必死に死に抗ってる
世界が出した灰の中で立ってみて
全てを燃やせば真実に近づけなくもないが
影が太陽を覆い尽くしてしまう
弱みを握られまいとするその一貫した姿勢は
それはそれは素晴らしいとは思うけど
強い人間は弱いところがあることすら強みにするんだよ
そんなアナタが見せるモロささえ好きだけども
それは居心地の悪い場所から違う居心地の悪いに移動する
ざっくり言って人生がそんなものだとしても
今はそれが平気になっただけ
その違和感を不平不満を共有することができたから
空虚を埋めることのできない、心の臓
壊れては、果てては、朽ちる
全ては借り物のようだけど
バラストを捨て去って、安穏を取り戻すよ
Saddle Creek (2007-04-10)
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(このエントリは「Mio&Rumy ~リスペクト紀行~」の「君という名の太陽」に触発を受けて書かれた)
「わたしはもっと違う才能が欲しかった」
「じゃあルービックキューブみたく転回してみせようか」
鋭く肯定してみせるあなたのおかげで
何とか今日も息をすることができたみたいだわ
少しの間、冷たくしてしまったことをナシにしてくれないかな
わたしではあなたを幸せにできっこないと思ったのよ
狭くなりがちなその世界を狭めてしまったのなら
こじ開けてみせるから
いつまでも続く喜びとなるのか
束の間の楽しみなのか
素晴らしい時を信じていいの
そして、明日も愛してくれるの
酔ったときにしか見せない笑顔を見るのが好きで
嫌なことを言われたりしても我慢してきたんだ
トゲがある花が美しいというのは女に限らない修辞
ただし、わたしの中ではあなたにしか与えない称号
わたしが少しでも真人間で生まれてきたとして
そのせいであなたと出会えなかったとしたら
この醜さを劣悪さを陳腐さを情け無さを
少しくらいは受け止められそうな気にはなる
夜が朝日を視界に入れたときに
この心は砕けてしまいやしないだろうか
もう二度と聞かないから答えてみせて
明日もあなたは愛してくれるのでしょうか
Sony Music Direct (2004-04-21)
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(このエントリは「Mio&Rumy ~リスペクト紀行~」の「渡り鳥の部屋にて」に触発を受けて書かれた)
君が読んでいた小説が
他の男からの贈り物だと昨日知ったよ
モノを大切に扱わないくせに
その本だけはカバーをつけていたものね
優しすぎる冷たさで遠ざけられたから
せめてその善意に気づかないフリをしたいと思うよ
おためごかしのすれ違いで
傷ついたことなんてないって偽ろうじゃないか
さよなら愛しい人よ
ごめんね、友達になんかなれない
そうなって欲しいと思っていた
そう思っていたのに
いつか去ってしまいそうで引き留めたいと
どうにか頑張ってみたけど
転々としてきた場所にたまたま居合わせた
それだけの男にしかなれなかったんだろう
それは君には魅力があって
言い寄ってきた数多くの生ゴミのひとつなのかもしれないけど
生ゴミだって、たまにはため息をついたりするんだよ
張られた予防線の意味を噛みしめていた
その悲喜こもごもを観てきた
だから、二度と会わなくなった日々でも思い出してくれよ
始まる前に終わりを見てしまったんだよ
微かにこの人生を変えてしまった人
ワーナーミュージック・ジャパン (2005-12-07)
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(このエントリは「Mio&Rumy ~リスペクト紀行~」の「陽の短き」に触発を受けて書かれた)
傷つきたい時には、それに任せる
罪悪感だけは無理しなくても存在を証明してくれるから
結論を急ぐ実際家の顔で強がって見せてくれても
ロクデナシを止められそうにはないよ
負うべき責めなんて受け取ったことはない
寂しいと語るその顔はいつも優越感に満ちているけど
当たり障りの無い話でもさせてくれないか
くずかごに入らなかった空き缶を取りに行く
過去のことなんて省みることもしない未来を想ってみる
明日のほうがマシかもしれないと思っていた時もあった
何者なのかを悟るには時間がかかったけど
風に乗って登頂していこうか
ただの単語の羅列に思い入れなんて抱くなよ
しわがれたティッシュの嘆きに耳を傾けるのか
その冷たすぎる手を握るたびに思う
この手を冷たくしているのは実は自分なのにって
悪意が孤独と素知らぬ顔で名乗っている
けして長続きはしないことはわかりきっていて
いつかは開放してあげようと思うけど
手錠の鍵はなくしてしまったみたいなんだ
誰もが無礼を装っている
解決するには愛がもっと必要だ
我慢している理由を探してみるけど
十分すぎる光りに包まれるだけ
EMIミュージック・ジャパン (2006-03-08)
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