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君に、退屈を、
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 (このエントリは「Mio&Rumy ~リスペクト紀行~」の「存在」に触発を受けて書かれた)




 君は実に私的な愛の言葉を
 大勢に見られながら歌う

 その比喩が正しいかと悩んでいる隙に
 この気持ちを推敲してたんだけど気づかなかったろ

 他の誰でもない人に宛てた言葉を
 引用句つきで披露されたこっちの身にもなってみろよ

 さよならも告げずに立ち去るよ
 この思いさえ歌にされてしまうから



 戻ってくるって思ってるんだろうけど
 どうしてそんなに自信を持てるんだ
 もしひざまずいてくれるんなら
 考えなくもないけど



 スポットライトを浴びた君
 そっちからはこっちが見えないのを知ってたんだ

 拍手が高らかに鳴り響けば響くほど
 立ち去っていく足音に聞こえた

 大勢に囲まれて楽しかったの
 この声が届かなくなるくらい

 せめて言わないでくれよ
 こんなはずじゃなかったって



 焼けぼっくいに火をつけても
 名前なんか忘れてしまったよ
 人騒がせな詐欺には違いないけど
 気が触れてしまうかもよ

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 (このエントリは「Mio&Rumy ~リスペクト紀行~」の「」に触発を受けて書かれた)




 座ったベンチの冷たさに参ってる
 あなたが視線の先に照準を合わせた試しはない

 何で隣にいてくれるんだろうって思うけど
 あなたは隣っていう概念すら持ち合わせていないんでしょう

 空に素直に浮かぶ雲を追っていた
 飛行機を健気に追い続ける雲を

 きっと、この気持ちを理解しようもない誰かは
 僕がどんな気持ちで空を見上げているか理解できないでしょうに



 人魚になりたかった
 人魚になりたかった
 あなたが一言目にそう言えば
 独りでに不安になってるんだ



 手を握ろうとすれば
 汗をかいているからと振り払われてしまう

 一歩先のワンピースのあなたを
 美しいと見とれてみても

 これまでの二人のままでしょう
 表情を読み取れないように一瞬振り向いた

 そのヒールの意味ありげなこだまが
 何故かカウントダウンのように思えても



 人魚になりたかった
 人魚になりたかった
 せめてその時を告げようとするのなら
 隣に立ってくれないか

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 (このエントリは「Mio&Rumy ~リスペクト紀行~」の「おとな」に触発を受けて書かれた)

 (参照 - "Alone" lyrics translation - Translate "Alone" lyrics




 うっとうしいほど、愛おしい人
 愛しいほど、うっとうしい人

 私は珍しく掃除をして
 句読点のように置き手紙を書く

 何も言わずにいなくなっていいのかな
 履物を改めて並べなおすように

 とりあえず煙草を吸ってみて
 大層なことではないと動揺してみせる


 どうして自由なんかにしてくれたの
 離れていってしまったの
 この上もなく孤独だけど
 独り占めしているわけでもそうしたいわけでもない



 あなたを愛してみた
 そうせざるを得なかったから

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 自分って結局、目の前のテーブルが綺麗であればそれでいい人間なんだなと思う




 広いテーブルだと不安だから狭いテーブルを持ってきて、目の届くところだけ綺麗にしていれば気が済む

 自分の目の届く範囲だけ綺麗になっていればいいから、テーブルに座る人の目の前にゴミが鎮座していても気づかないことはしばしば

 自分が気に入る人がテーブルに据えられた椅子に座ってくれれば万々歳だけど、その人たちにずっと話しかけているから、うんざりしてその人たちは他のテーブルに行ってしまう

 

 自分がテーブルを狭くしたから多くの人が座れないし、自分が一番いい椅子に座っているくせに、誰も椅子に座ってくれないと嘆いている

 他のテーブルに行って勧誘すればいいかもとか思い浮かぶけど、どうも腰が重くてしょうがない




 どうしようもないな、これは

 (このエントリは「Mio&Rumy ~リスペクト紀行~」の「一分後」に触発を受けて書かれた)




 ジーンズに撥ねっ返る雨垂れを見てた
 誰だって盲目の傍観者

 過去は何時だって羨ましいけど
 繰り返してみると憑いて廻る違和感

 「十代の頃のような安っぽさだね」
 「あの頃は小遣いをはたいてたのにね」

 「初めて此処で見た映画を覚えてる?」
 「もうよしましょうよ、存在しないものを語るのは」


 恐らく、貴女は僕を愛してくれたことはない
 どんな罪を犯してきたか、省みるつもりもない
 どうせ後悔するんでしょうと言い放ち、
 けれど、貴方は戻ってくると付け加える


 数え切れないくらい触った
 君の指を触れないもどかしさ

 どうにかして触れないかと考える
 タイムマシーンでもあればと苦笑してみるけど

 「歳月を待たないと語れないこともあるのは皮肉ね」
 「君にもそういう人間らしい感情があったんだね」

 「そんなことを言うから人間らしくなれなかったのよ」
 「そう言ってくれればよかったのに」


 失うよりは愛した方がマシと
 けして反省はしない人と対峙しても
 貴女は、後悔するでしょうと予言する
 言葉にすれば本当になってしまう

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 三島の小説で(「宴のあと」だったかな?)、熟女が若い男性のつるつるとした肌を気持ち悪いと思うという描写があって、それは若さへの嫉妬だったりするんだろうけど、年を取っていくとそういう気持ちもわからんでもないよね
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 吐き気がするぐらい世界が自分じゃないから、世界が自分の思い通りにならないから、まだ生きていようと思うんだよ
 言葉遊びが好きな人間に言われても説得力がないだろうけど、ストレートな表現が凄い人間が一番凄い、何だかんだで
 (このエントリは「Mio&Rumy ~リスペクト紀行~」の「沖縄☆」に触発を受けて書かれた)



 みすみす奇跡を見逃した
 もう一生出会うことのない流れ星

 殺されない代わりに束縛された
 生を行使されてるんだ

 均衡が存在すると信じた次の刹那
 混沌がジェンガを済まなさそうに崩す

 息を吸って吐けば意味さえ持たない
 それは素晴らしいことなんだろうけど


 おまじないに頼ってる
 世界で一番最悪な人間だから
 保険なんて用意しないけど
 危険を省みることなんてない


 他人を否定することでようやく
 自分らしくあるという錯覚を抱いていた

 少しでもルールを破れば
 死んじゃうんじゃないかと思ってた

 どんなにバラケてしまった破片を拾ったところで
 元の形を思い出せないのなら

 心地よく変わっていけばいい
 サイコロを振っても進むのは自分だろう


 暗闇を恐れてた
 とりわけだだっ広い闇を
 誰もいなかった
 身震いをしてみても
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 自分から他人を遠ざけたり、他人と積極的にコミュニケーションを取るのをめんどくさがっておきながら孤独感を持ってるんだから勝手だよなって思う
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