（このエントリは「Mio&Rumy ～リスペクト紀行～」の「思い初め」に触発を受けて書かれた）
カランを回し終えた後は
すぐに再起動アップデート完了
騙してても騙されててもいいから
とにかくここから出たくないよ
前の世で好きだった人と会えるのなら
憎んだ人もおまけで付いてくるに違いない
それならばせめてガラガラポンの危うさで
有り余る時間に左右されてもいい
世界はそれはままならない醜さに溢れていて
そうではないと装ってみる
君は全ての人に善意が隣接していて
契機を与えるべきだと主張するけど
存在を主張したいのかワタシが欲しいだけなのか
延々中身のないことを喋り続けてくる人と
心を許した人には妄想をぶつけて
時間を潰してくれることを願うワタシと
いったい何が違うっていうんだろう
退屈を与えていることは同じなのに
想像力を失っているという意味では
吐き気がするくらい同じ存在だっていうのに
タイミングは完璧すぎるし
決して馬鹿にしているわけじゃない
何をすべきかわからない
全ては奪われたけど
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（このエントリは「Mio&Rumy ～リスペクト紀行～」の「ありがとう」に触発を受けて書かれた）
ひた隠しにしていた弱味を探り当てられる
その動揺を見せずにいられたのだろうか
口ではいくらでもそういうけど
代わりの生贄を用意しただけじゃない
全てはそうなることになっていたと思うけど
他の人にはその道理が通じそうにもない
いつだって他人の悪口をいうけど
誰が一番ひどいことをしてるのかは知ってるんでしょ
いなくなれば寂しいと思うだろうけど
絶対見つけることはできないよ
だけど側にはいるんだ
それは残していった響きと共に
線路を引けば済むと思ってるでしょ
そこを誰もが滑走していくとさえ思っている
他人の行動の許容のラインって結局はさ
自分自身がどこまで行けるのかっていう遊泳ラインなんだろう
他人に害をなさないって目標が
ブレにブレまくって目の前にいるアタシに被害を及ぼしているのに
手が届く範囲が世界だと思っていたけど
必死に手を縮こめていたのは誰だっていう
今や明日を掴もうともしているけど
古い世界が眼下を駆け抜けるときは
全ての星が落ちるのを見るときには
誰かを思って永遠に生きていこう
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（このエントリは「Mio&Rumy ～リスペクト紀行～」の「2008年12月」に触発を受けて書かれた）
うんざりしながらも嬉しそうな顔をする
その顔を見るために、ワタシは生きてんだろうに
アナタは二人が愚かであることを見事に証明してみせる
たとえ何かを犠牲にしても
いつの間にかしわくちゃになった診察券
付いてきてくれなくて、むしろ安心してんのよ
二人は一生理解しあうことはないでしょう
それは無慈悲なレベルで通じ合っているから
それで幸せならば
悪いことのはずはないから
それが幸せにしてくれるはずなのに
何でそんなに悲しそうなの
誰かに聞いてもらえるように、ため息をつく
携帯の画面に映るヒトを少しだけ引っ掻いた
欲しくなかったものを失った
感情が多少揺り動かされたとしても
喜んでくれても怯んでくれても
決して離れられないのよ
ずっと間違いを犯しあってもいいから
二人だけの世界に閉じ込めたいわ
これまで誰かそこにいた
期待していた人間ではなかったでしょうが
喉が乾くまで呑んでいたけど
諦めたことはなかったのよ
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（このエントリは「Mio&Rumy ～リスペクト紀行～」の「雨ニモマケズ」に触発を受けて書かれた）
バツ印を押して落胆する
それと同時に安堵する
ディスプレイに写ったキミの顔は
絵画のようで最終通告のようでもある
誰かには送ったことのない英語のメールを
これ見よがしに打ち始めてる
距離に負けたとは言わないけど
孤独に馴染めなかった
逃げおおせられたらいいのに
感情さえ振り払って
記憶は見事に捕縛してみせたけど
その不在を証明したようなもんだ
日課のポップアップは
痛苦であると同時に至福だ
クリックしようかどうか迷う刹那は
証人席に立たされてるようだよ
真実を告げるように約束させられる一方で
誰かのために嘘をついてもいいという心境でもいる
一緒にいた時よりも親密だと思えるし
便利に二人は突き放されたのだとも思える
夜があまりにも長い時には
朝が口づけても目を開けてた
目で追ってたものは消え去った
理想は燦々と降りしきっていたのに
ユニバーサル インターナショナル (2006-01-25)
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（このエントリは「Mio&Rumy ～リスペクト紀行～」の「本音」に触発を受けて書かれた）
誰もボクのことを見遣ることさえない軍隊
嘲笑のように鳴り響く足音は
また好きな人をキライになってしまった
乗り越えたはずのハードルを後ろ足で誘惑してる
ドヤ顔でやってくる居心地の悪さを
座り跡ができるぐらいには死守してる
またキライになるために人を好きになるんだろうか
衛生兵衛生兵、何度失えばいい
あの日みたいな思いはゴメンだ
どこでも好きな場所に連れてってくれ
誰もそこにはいなかったなんて
独りだなんて信じられないんだ
弱音を喉の奥に手を突っ込んでまで吐きたいのに
話を聞いてくれるのは親身になってくれない人だけだっていう
夜明けは標的が見えないからいつも怖い
ランダムに選択された乱暴さ
掃射された着信音雨あられ
他人の失敗には見事に敏感だから
聞き分けのない速度で
全ての言い訳から遠ざかっているというのに
口を聞かないものだけが味方だと
黙って涙を流させてくれるから
まだ十分じゃないけど
感情を忘れさせる余地はある
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（このエントリは「Mio&Rumy ～リスペクト紀行～」の「自信」に触発を受けて書かれた）
ボクは圧倒的に独りなのかもしれない
誰も答えをくれやしないから
たとえ何かを失ったとしても
機械的に確認を済ますだけ
我が身だけがカワイイ人の
メールに健気に傷ついてみるけど
世界がそんなに上手くいくはずがない
悪意がいつも後出しジャンケンなんて
馬鹿ばっかりのところに行きたいよ
見知らぬ人間がいたって気づきっこない
どこか他のところに行きたいんだ
君は欲しい物を手に入れられないけど
一番側にいてくれる人だのに
一生理解し合えないというやるせなさ
全てを台無しにしてしまえばすっきりしてしまうんだけど
それは食後のデザートに取っておこうよ
背中合わせだということを盲目ではなく
温もりだと換言すれば済む話だから
ただ君と痛いだけだっていうのに
文字が列をなした契約書にサインさせられかねないんだ
いつまでいつまでながせばいい
川が闊歩し眩しさに目をつぶる
濁りを増しては削っていくよ
なるたけ走られるだけ走ったけど
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（このエントリは「Mio&Rumy ～リスペクト紀行～」の「小さきモノ」に触発を受けて書かれた）
アタシは上手く後悔できるんだろうか
そうなった時も、そうならなかった時でさえも
話をただ聞いて欲しいだけなのに解決を迫る
優しい人が未来を代弁して見せる
気ままにベルトコンベアーにそれは
動じずに上手く乗ってみせる
その軽やかな姿態を寸評してみせる
覚悟なんてとっくに出来ていると思ってたけど
かつては上手く着飾っていたけど
どんな気持ちなの
みんな冗談を言ってると思っていたんだろうけど
誇りは失ってしまったね
君は上手く弁解できるんだろうか
そうなった時も、そうならなかった時でさえも
設計を避けては児戯を繰り返した
親切なアラームを連打して止めた
ただその笑顔を欲していただけなのに
人生が全てを厄介にしてしまう
いつかその時が来てもいいけど
決して今はその時じゃない
誰も生き方なんか教えてくれなかった
上手くやっていくしかないけど
ふらふらした人となんかと思ってたのに
やっと悟れたわ
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（このエントリは「Mio&Rumy ～リスペクト紀行～」の「イキサキ」に触発を受けて書かれた）
静かな図書室の中でもアタシは
ついつい声を出して笑ってしまう
君が好きだったからって読みだしたのに
その顔を思い出してしまったからっていう
後悔するだろうことを予想していたのに
思惑通り後悔しては満足している
それが君からの愛情の曳航のように
その泡の音を目で追ったりしてんのよ
上手くやっていけない
居なくなってからというもの
まじないが解けないんだから
どうにかしてしまってよ
生き難そうな君を
ついぞアタシは幸せにすることが出来なかった
人間なんて嫌いだとうそぶくくせに
やたらと携帯をぱかぱかする
隣にいる誰かを君に置換したって
全ての選択肢を憎んでしまう
そこにアタシがいられないから
暗がりの街路で君のメール読んでた
アタシがどんなに君に値しているかわかってないんでしょう
どんなにルーティーンの日々がやって来ても
泥のように眠ってみせるから
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（このエントリは「Mio&Rumy ～リスペクト紀行～」の「夕立ち」に触発を受けて書かれた）
好きな人とは一生を共にしないとか
いくつかのルールで人生をコントロールしようとしてきた
いつだって写真は処分してきた
面倒でも携帯を変えてきたけど
その笑顔を見せないでいてよ
忘れるのを忘れてしまうから
無意識に優位に立たないでよ
送信ボタンを押す度の後悔
二人、罠にはまってしまって
足元を睨めつけるだけ
過剰になりすぎてしまったんだろうけど
それに気づいてくれたりはしない
理想の幸せを手に入れようとして
現実の不幸せを無視しようとしていた
誰もが呆れ果てていたのを
発明が素晴らしいから見とれているのだと思おうとした
君のごつい指にはめられた指輪が
いつからそこにあるんだろうって
考え出したら次の言葉が出ない
実はワタシは傷つきたかったんだ
疑いあったままでは
とても一歩を踏み出せないけど
愛を育てたいのよ
嘘なんかつけないから
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