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君に、退屈を、
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 過去は冷笑的、未来は無人島


 


 人間は、後悔する生き物だ、という言説が正しいのなら、今、味わっている二日酔いも、酷く穏当なもの、と言わざるを得ない


 浅い眠りと、滞りなく分解中のアルコールの所為で、少しばかり物憂い




 何のために、飲んだくれていたのかな?


 そうだ、幻想を見失ったからだ




 あの日、掴んだはずの希望が、あぁ、それ以上は言うまい




 目覚まし代わりの、ゴミ収集車に、一瞥


 


 ボタンが、空中に、浮いている


 それで、全ては、了解された


 複雑すぎて、単純明快だ


 自然法則なんか、無い


 人の形が、のっしのし


 気紛れで、何かやってんのさ

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 過去は冷笑的、未来は無人島


 


 人間は、後悔する生き物だ、という言説が正しいのなら、今、味わっている二日酔いも、酷く穏当なもの、と言わざるを得ない


 浅い眠りと、滞りなく分解中のアルコールの所為で、少しばかり物憂い




 何のために、飲んだくれていたのかな?


 そうだ、幻想を見失ったからだ




 あの日、掴んだはずの希望が、あぁ、それ以上は言うまい




 目覚まし代わりの、ゴミ収集車に、一瞥


 


 ボタンが、空中に、浮いている


 それで、全ては、了解された


 複雑すぎて、単純明快だ


 自然法則なんか、無い


 人の形が、のっしのし


 気紛れで、何かやってんのさ

 少子化対策庁妄想課課長もっぱら提案の、少子化対策




 西暦3000年には、日本の人口29人って…、げんなり




 


 1.雇用対策


   民放製作の、子沢山家族の番組を見ると、父親の職業が運転手や、土木関係の場合が多い(固定観念)


   よって、上記の職種に就いているものは、税制の優遇


   類似した施策に、芸能人の子沢山(先入観)による、芸能人への税制優遇も併記しておく




 2.危機感


   今の、団塊の世代の人口が多い理由は、戦争が起きたせいである


   よって、何らかの、危機的状況を、日本国内で起こす


   しかし、それは、日本国民に危害を起こす行為、即ち、戦争を再び起こす、といった捻りの無い考えは、面白くない冗談である


   従って、何らかの危機的状況でありながら、日本国民に危害をくわえないもの、即ち、ノストラダムスの大予言の流布(MMR推奨)を実施




 3.立地条件


   田舎は、娯楽が少ないため、生殖行為に励む可能性が多い(先入観)


   よって、30歳以上の、未婚の男女は、田舎に強制移住


   電波も届かない、ネットの接続もできない田舎へ移住させ、農業、伝統産業へ就職させれば、色んな問題が、一挙に解決






 以上、脳内会議、終了

 少子化対策庁妄想課課長もっぱら提案の、少子化対策




 西暦3000年には、日本の人口29人って…、げんなり




 


 1.雇用対策


   民放製作の、子沢山家族の番組を見ると、父親の職業が運転手や、土木関係の場合が多い(固定観念)


   よって、上記の職種に就いているものは、税制の優遇


   類似した施策に、芸能人の子沢山(先入観)による、芸能人への税制優遇も併記しておく




 2.危機感


   今の、団塊の世代の人口が多い理由は、戦争が起きたせいである


   よって、何らかの、危機的状況を、日本国内で起こす


   しかし、それは、日本国民に危害を起こす行為、即ち、戦争を再び起こす、といった捻りの無い考えは、面白くない冗談である


   従って、何らかの危機的状況でありながら、日本国民に危害をくわえないもの、即ち、ノストラダムスの大予言の流布(MMR推奨)を実施




 3.立地条件


   田舎は、娯楽が少ないため、生殖行為に励む可能性が多い(先入観)


   よって、30歳以上の、未婚の男女は、田舎に強制移住


   電波も届かない、ネットの接続もできない田舎へ移住させ、農業、伝統産業へ就職させれば、色んな問題が、一挙に解決






 以上、脳内会議、終了

 朝、起きたら、右足が、ぺらぺらに、なっていた


 しかも、よく見ると、なにか、目盛りが打ってある


 どうやら、薄手の、定規になってしまったようだ


 僕は、ムダ毛が酷いので、酷く幸せな心持ちになれた


 


 ふと気づくと、日がな一日、あらゆるものを、計測していた


 本棚へ効率よく本を納めてみたり、心の狭さを測ったり、君と僕との距離を測ったりした




 しかし、流石に、一日中やっていると、飽きてしまった


 


 ありがとう、定規


 いつも、文句言わずに、一つの仕事を、完遂してくれて




 それに比べて、人間はどうだ?


 あれやこれや、文句を並べながら、一つのことも、ロクに出来やしない

 朝、起きたら、右足が、ぺらぺらに、なっていた


 しかも、よく見ると、なにか、目盛りが打ってある


 どうやら、薄手の、定規になってしまったようだ


 僕は、ムダ毛が酷いので、酷く幸せな心持ちになれた


 


 ふと気づくと、日がな一日、あらゆるものを、計測していた


 本棚へ効率よく本を納めてみたり、心の狭さを測ったり、君と僕との距離を測ったりした




 しかし、流石に、一日中やっていると、飽きてしまった


 


 ありがとう、定規


 いつも、文句言わずに、一つの仕事を、完遂してくれて




 それに比べて、人間はどうだ?


 あれやこれや、文句を並べながら、一つのことも、ロクに出来やしない

 王様の耳は、ロバの耳、と叫びだしたくなってくる


 いや、いくらか、穴は、掘ってある




 たまーに、発作的に、叫びだしたくなって、シャベルを買うこともせず、爪は割れ、手を真っ黒に染め、血の滲む指先をもろともせず、黙々と掘った穴


 


 誠実さとは何か?


 僕は、あなたに、正直だ


 ただ、事実を、率直に伝えないだけ


 僕は、あなたに、正直だ


 ただ、真実は、裸では、味気ない


 僕は、あなたに、正直だ


 知り合いに語るより、赤裸々に、無防備に、全てを差し出している




 ただ、自らに誠実であるがゆえに、知り合いには遠慮している、比喩を、好んで使う




 穴は、其処にある


 しかし、この穴から漏れる音は、周囲の人間には、筒抜け


 だから、迷っている


 いや、全てを伝えたい


 しかし、全てを伝えたくない




 


 夕食の残りの、黒パンを、少しだけ齧る


 狼が、誇らしげに、うなだれる


 悲しい跳躍を見せる月を、眺める




 明日も、仕事があるのに、こんな手じゃな、と呟く


 言いたいことを、言いたいだけなのに




 隣の木こりはいいな


 奥さんもいるし

 王様の耳は、ロバの耳、と叫びだしたくなってくる


 いや、いくらか、穴は、掘ってある




 たまーに、発作的に、叫びだしたくなって、シャベルを買うこともせず、爪は割れ、手を真っ黒に染め、血の滲む指先をもろともせず、黙々と掘った穴


 


 誠実さとは何か?


 僕は、あなたに、正直だ


 ただ、事実を、率直に伝えないだけ


 僕は、あなたに、正直だ


 ただ、真実は、裸では、味気ない


 僕は、あなたに、正直だ


 知り合いに語るより、赤裸々に、無防備に、全てを差し出している




 ただ、自らに誠実であるがゆえに、知り合いには遠慮している、比喩を、好んで使う




 穴は、其処にある


 しかし、この穴から漏れる音は、周囲の人間には、筒抜け


 だから、迷っている


 いや、全てを伝えたい


 しかし、全てを伝えたくない




 


 夕食の残りの、黒パンを、少しだけ齧る


 狼が、誇らしげに、うなだれる


 悲しい跳躍を見せる月を、眺める




 明日も、仕事があるのに、こんな手じゃな、と呟く


 言いたいことを、言いたいだけなのに




 隣の木こりはいいな


 奥さんもいるし

 あの日は、とても、風の強い日だった


 私は、友達と別れ、坂の上の家になっている苺を、盗み食いしていた


 


 誰と、何を話していたかは、記憶に定かでないが、その、苺と呼ぶには、酸っぱすぎる果物の味は、よく覚えている




 苺を口に咥え、汗を手の甲で拭っていると、不意に、くしゃみが出た


 


 何も無かったように、苺を食べ続けていると、私は、奇妙なことに気づいた


 空の一部が、「欠けて」いるのだ


 それは、雲を見間違えたわけではない




 私は、ドラッグなど、試したことすらないし、酒好きだが、その時は、シラフだった


 それ以前も、それ以降も、一度たりとも精神科に通院したこともないし、夢と呼ぶには、あまりに現実過ぎた




 それは、茹で具合を間違えた、ゆで卵の殻を剥いた跡のように、無様な空、だった




 しばらく、眺めた後、私は、坂の下の文房具店へ、下手な笑顔を浮かべながら、走り出した

 あの日は、とても、風の強い日だった


 私は、友達と別れ、坂の上の家になっている苺を、盗み食いしていた


 


 誰と、何を話していたかは、記憶に定かでないが、その、苺と呼ぶには、酸っぱすぎる果物の味は、よく覚えている




 苺を口に咥え、汗を手の甲で拭っていると、不意に、くしゃみが出た


 


 何も無かったように、苺を食べ続けていると、私は、奇妙なことに気づいた


 空の一部が、「欠けて」いるのだ


 それは、雲を見間違えたわけではない




 私は、ドラッグなど、試したことすらないし、酒好きだが、その時は、シラフだった


 それ以前も、それ以降も、一度たりとも精神科に通院したこともないし、夢と呼ぶには、あまりに現実過ぎた




 それは、茹で具合を間違えた、ゆで卵の殻を剥いた跡のように、無様な空、だった




 しばらく、眺めた後、私は、坂の下の文房具店へ、下手な笑顔を浮かべながら、走り出した

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