(このエントリは「MIO~リスペクトワールド」の「チガウヒト」に触発を受けて書かれた)
捨て忘れてた写真を眺めてた
皮肉なくらい綺麗なままなんだ
撮った時のセリフまで覚えている
写真うつりが悪いのは知っているでしょって
見るもの全てが色鮮やかになった日々よ
いつまでも情けなく思い出すのかい
最高到達点だったって、K点だったって
いつだってどん底のくせにな
陳腐化したことを思い出してみなよ
寛容が上手く乗り切っていく
とっくに気づいてんだぜ
ちょっとやそっとで元に戻せないものばかりだって
キミがよくしていた髪型だと妙な気持ちになる
歌詞も思い出せないようなアニメの主題歌のように
微妙な絶妙な異様な距離感に打ちのめされる
どこかで聞いたような話だけど
擦り切れたレコードのようにパチパチ言いながら
ダイジェスト版しか期待していない退屈な人生
いつまでも何かが起こるはずだったと指を舐め続けるだけ
甘えたと馬鹿にされているだけなら、まだマシなんだぜ
全てが言い尽くされて結論が出てしまっていることだとしても
ひっくり返してみる価値はあるんじゃないか
壊れてるぐらいならすぐになおせるさ
全てが言い尽くされていたとしてもさ
Tooth & Nail Records (2005-04-08)
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(このエントリは「MIO~リスペクトワールド」の「ネオンの星」に触発を受けて書かれた)
しとやかにムーンライト・セレナーデ
泣き出さないだけまだマシなの
情けなくフライ・ミー・トゥー・ザ・ムーン
ネクタイを緩める姿を思い出さないようにしてた
下界を眺めてはクライ・ミー・ア・リヴァー
飛び降りたくても、爪で小突くぐらいが精一杯だわ
襟を立ててはこっちを見てくれないアナタが踏んだ枯葉
幻だわ、映画みたいだわ、冗談みたいだわ、雲散する比喩
踊るためにはしっかと履いた靴
それは自由になるために
どうやって生きてきたかと問われても
それは他人を泣かすと共によ
アナタは確かに太陽だった
絶望と呼ぶに日常に近すぎる茜
最悪だった、最悪だった日に思い出すのは
何故か笑顔にしてくれた人たちの顔だったりして
愛しても残ったのはワタシのアナタへの愛情だけ
吐き出しそうな思いもいつか美化されるの
瞬きをするような不吉な電灯を何の気なしに過ぎ去っていく
ディレイ、エコー、やまびこ、残像、下らない絵文字、忘れ物のYシャツ
友だちとでも何とかやってれば
全ては何とかやりすごせたのに
聞きたくない音楽が聞こえてきたけど
音楽があれば踊りたくなるんだからしょうがない
Velour Recordings (2007-02-06)
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●サムスン、窓で使える透明タッチスクリーンを披露 - CNET Japan
ありきたりな感想だけど、SFみたい
●僕は自分が思っていたほどは頭がよくなかった - しのごの録
人生は後悔するには長く、若くいられる時代は悲しいぐらい短い
言い訳をせずにいきていたいもんですな
(このエントリは「MIO~リスペクトワールド」の「傷」に触発を受けて書かれた)
閃光の疾走は便利
失敗を残さずたいらげた
連想の失笑は権利
敗北が苛立たしく視界に入る
喧騒の筆頭は天為
薄汚れた手で無垢を気取るのもいいが
伝統の実行は演技
太陽のように月を手で遮るか
季節と上手くすれ違ったことすらない
やがてその香が漂いはじめても
打ちのめしてくれればいい
ぐりぐりしてくれよ
ため息をついた時しか見上げられない月
嫌なことがあった日しか見やられることのない塔
まだいうか、まだいうか
完璧よりも美しいものがあるくせに
現実と感覚に時差があるってんなら
それはそのまま任せていればいい
そうだろ、オマエモジンセイッテモノヲヨウヤクアジワッタカ
苦笑するしかないよ、苦笑するしかないだろうよ
甘美さが野合の衆にさらされる
海にそぼ降る無闇な雨
全てを上手いことになかったことにした
全てを上手くいったかのようにしたいがために
Capitol (2011-01-18)
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(このエントリは「MIO~リスペクトワールド」の「LIKE A SUN」に触発を受けて書かれた)
あなたが傘を不意に差しだした
ありがちすぎる幸せに泣きそうになった
気取られまいと柄を握ったけれど
何を気取られることなどあったのだろう
頻繁過ぎてあくびがでるぐらいのツイていない日に
その日を象徴するような水たまりを見つけた
憂鬱な鏡はわたしを嘲笑っているようだった
見なければいいのに無残に視界に入っては消え
心は言っている
なるようになれって
けれども、だけれども一方では
今はその時じゃないって
わたしに興味がないとわかっていた
目を見て話してくれたことなんてなかったから
けれども、だけれどもその日は
ぎこちないながらも微笑んで目を合わせてくれた
空腹な鏡はわたしを祝福しているようだった
目にするもの全てを際限なく焼きつけた
あなたが傘を遂に差しだした
ありがちすぎる幸せに泣きそうになった
春は雪と梢を引き換えにする
街は明瞭さを取り戻した
理性は何やかんやいうけど
行く末に任せろって聞こえる
ホステス (2010-12-29)
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(このエントリは「MIO~リスペクトワールド」の「こいのぼり」に触発を受けて書かれた)
空想が羽を広げた
あなたが神なわけではないって
気づいたのはいつだったっけかな
意図の切れた他己、漂うんだっけ
ネイティブの口止めが哀愁を誘う
優劣だとかパワーバランスだとか
口八丁で存在し得ないものを語っても
滑走路の煩わしさに背を向けた
暖炉っていうテイのものを見つめていた
電話ボックスのクローゼット
世界は奇妙になっていくのに
けれどここの臭いは同じままでいる
張り裂けそうな沈黙
川上から不気味に流れてきて
それは他人ごとの鐘
その無垢さに腹が立つ
溢れるが雑な集合
もうそれは意味を放出
生まれた時から目を閉じたことなんてない
意志ともいえない何かが揺らいでる
喪失を認識できていない
恐ろしくて両の手を握った
もう過ぎてしまったことだよ
そうか、幻を追っているのは一人ではない
V2 (1998-07-28)
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