（このエントリは「Mio&Rumy ～リスペクト紀行～」の「笑って。」に触発を受けて書かれた）

　君が悲しみのフルハウスを差し出した時には
　持ち札を全てひっくり返してしまったじゃないか

　背もたれのないベンチに座るような
　そんな思いを決してしたことはなかったから

　隣に空いているスペースがずっと気になるような
　だからと言って誰かに座られると癪なような

　わがままな生を生きてきたんだろう
　テープを巻き戻す音で眠るか

　邪魔するものは何もなかった
　未来に備えていたからさ
　全てが知らぬところでよろしくやってたけど
　代わりにやってくれてればいいさ

　愛する人が嘘をついたのなら
　その残響までも愛したいと

　思える人間でいたいよ誰だって
　秘密は抱えているからという言い訳で

　誤魔化していたくはないからさ
　比較的惨めな思いを慰めてくれたのはいつも

　目の前にいてくれる人だと言い聞かせるけど
　セミが死んでいく日に君は何かを弔っている

　予感が全てをない交ぜにしてた
　悲劇が横たわるのを眺めやる
　いつか腑に落ちる時が来るだろうけども
　うまく沈下していってはいるよ

ダーク・デイズ/ライト・イヤーズ

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