（このエントリは「Mio&Rumy ～リスペクト紀行～」の「未知先案内」に触発を受けて書かれた）

　キミが投げた辛辣な言葉
　他のヤツにはしない物言い

　バリケードの背中を見つめるだけで
　こんなにも自分が気落ちするなんて思わなかった

　いつだって旅人を好きになる
　遠方を恋い焦がれる目を幾度となく見てきた

　傷つきたくなくて終着点にしてくれなんて
　何時だって言わなかった、何時だって言えなかった

　キミみたいな人を探してた
　キミみたいに、逸失とは何かを教えてくれる人を
　見事に全てを失うのを見届けた
　それはボクだったんだろうか、それはキミでよかったんだろうか

　ようやく合わせてくれた視線で
　この幸せは些細で重大なものに左右されていると悟る

　数光年先の死んだ星と会話を続けるように
　距離に踊らせられたパントマイムに終始して

　無人駅で発揮されたトーキーの偽善
　何も悪いことはしちゃいないって取調室

　ボクが全部やりました、心のなかで
　振り向いてくれない人を振り向かせようとしただけなんです

　キミが乱射した銃弾に被弾した
　何度だって倒れてやるさ
　それが上手く切り抜ける時だったとしても
　ボクだったのかって疑問は残る、キミだったのかなって

ジャンク・オブ・ザ・ハート

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